一戸建て住宅を建てる

地鎮祭に用意する物

地鎮祭とは家を建てる時に行う儀式の1つで、その土地に宿る神様に建物を建てる報告をし、土地を使う許可を頂き、工事の安全と生活の安泰を祈ることを目的としています。日取りは大安や友引、先勝など六曜吉凶に基づき決めますが、建築工事を始めるのに吉とされている「建築吉日」と呼ばれる日があり、こちらと合わせて選ぶとよいでしょう。

儀式はテントを設営し、4つの竹にしめ縄を張り祭壇を用意しますが、この祭壇の飾り方は決まりがあるので住宅建築業者に依頼してください。準備に必要な竹・縄・砂は業者で用意してくれます。一方、神様のお供えは(清酒・お米・塩・水・海の幸・山の幸・野菜)は施主が用意しましょう。その他にも当日、神主にお礼として「初穂料」や、神主が車などで来た場合には「お車代」が必要です。お供えを神社の方で用意してもらう場合は「御供物料」も準備しましょう。

最近では地鎮祭を行わない人も増えていますが、新居の完成後も末永く見守ってもらえるように祈る大事な儀式です。着工途中、または家が建ったあとで何かあったときに「地鎮祭を行わなかったせいだ」と後悔しないためにも、きちんと執り行うことをおすすめします。また、地鎮祭に参列する時は普段着で構いませんが、短パンやサンダルなど、あまりにラフな格好は神様に対して失礼になるので控えてください。

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